11ヶ月の頃、扁桃腺をこじらせて、みりが入院しました。 入院してから、1週間ぐらいたって、だいぶ元気になってきたときのことです。 その病院の小児科病棟は、部屋の一つ一つが、ガラス張りで ナースセンターからはすべて見通せるようになっています。 必然的に、みりの病室からも他の部屋をほとんど見渡せる状態です。 そこで、いくつかの部屋の向こうに、 出産のとき入院していた私の病室で一緒だった方を見かけました。 確か、その方も早産で、お子さんが未熟児室のほうに 入っていると言っていました。 8ヶ月で生まれてしまったので、自分の肺で呼吸できず、 何か機械を取り付けているとも聞きました。 確かにそのお母さんでした。 うちの子は、一応3ヶ月ぐらいからは、順調に育っていきましたので 11ヶ月のそのときは、もうつかまり立ちしてベットの中で、 きゃっきゃと言っていました。 ふと、そのこの方を見ると、お母さんが抱き上げたとき、 首がまだ据わっていない状態だったのです。 ちょっとショックでした。 だって、うちの子たちだって、そういう状態もありえたのですから。 うちの子たちはぎりぎりで、助かったのだなと思いました。 昔、未熟児って聞いても、そんなに大変なことだと思わなかった。 結構みんな普通に育っているじゃないって。 そういう人にしかめぐり合っていなかったから。 だから自分もそういうことに無頓着だった。 早産の未熟児は、赤ちゃんもかわいそうだし、お母さんも大変。 自分はもう、生むことはないだろうけれど、 妊婦さんには、本当に臨月までお腹で大事にしてあげてねって思います。 みりは、2週間ほどで退院しました。 今回はまなが入院することはありませんでした。 |