入院に走ったそのころ、息子は私の実家でお昼寝中でした。

起きたとき、私がいないと、すぐに「お母さんは?」と

探し回る子が、目を覚ましても私の事を聞くでもなく、

探すこともなく、おばあちゃんべったりになっていたそうです。

子供の鋭い勘というのでしょうか。

聞くまでもなく、すべてを感知したようです。


その夜から、私と会うまで、「お母さん」という言葉自体、

不思議なほど言わなかったそうで・・・
緊急処置室のようなところで 一晩を過ごしたと思います。

さすがに大きい病院で、次から次へと、出産する人が入院し、

分娩室に入っていきました。そんなざわめきの中

一晩中、破水しながら過ごしました。

ザバザバ水が流れ出ててくる・・・そんな感じでした。

まめに、看護婦さんが、心音を調べに来て、

いろいろ話しかけてくれました。

私の気を紛らわしてくれていたのでしょう。
私は、前の出産も帝王切開でした。

なので、2度目の帝王切開です。(~_~;)

お昼過ぎ・・・つまり、先生方の外来が終わった午後、

手術が始まりました。

意外と先生暇なのか、3人もいた。

いよいよ出産。

まず、小さい子の方から行くよーって、

逆子の子が取り出されました。

「女の子だ。あぁ。思ったより小さくないかも」って先生。

次にもう一人、そのこは、もう普通分娩の容易ができている

体勢になっていたとか。

だけど、お腹の中で少し待たされて、ちょっとだけ仮死状態・・・

緊急に小児科の未熟児室質へと運ばれていきました。

胎盤が1つでそこに二人つながっていたから、

一卵性だそうです。

一人1584gもう一人、1716gでした。

あまり二人に大差がなかったようです。
手術終了。

本当に疲れた・・・

今でもそういう感覚が残ってる・・・気がする。

二度目の帝王切開はやっぱりきついわ。

先生も、「双子だからね。

お母さんの負担は二倍だよ。きつくて仕方がないよ」って。

とにかく病室へ戻ると、夫が待っていた。

息子のときは、会社へ出勤していた夫も、

今回は病院の先生に、

「明日は来れますね。」と言われて

仕事忙しかったと思うけど、やはりお休みしてました。

とにかく、前の出産のときよりも疲労が激しく、

とにかく眠りたかった。

夫かなにやら、いろいろ話しかけてくるんだけど、

『もう勘弁・・・』って感じで寝てしまいました